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株価先行指標

株の売買をする人にとっては、株価がこの後どのように動くのかが分かれば、それは貴重な情報です。

個別銘柄の短期売買を投資スタイルとする私達には、個別銘柄ごとの株価先行指標が必要です。

株価に先行する指標はさまざまな研究がされていますが、いずれも市場全体を見通すマクロ経済指標です。

個別銘柄の株価先行指標

上図で示しています。1〜2週間程度、一定方向へのトレンドを形成して行き過ぎ感で反転するという動きを暫く繰り返している場合、その反転するタイミングを数値化することができます。この情報は個別の銘柄ごとに計算できますし、株価に先行する指標となり得るので、有効な判断材料になります。ときに、2日程前から兆候を示します。

その計算とは、株価の変化量を統計的に解析したものです。過去の株価データを時系列で「差の程度(変化量)」を調べて並べた数値です。

このように株価を解析するものですから、日経平均や米国のS&P500、世界株Indexなども、同じロジックを当てはめることができます。当研究会会員は凡そこれらの指標も自分のチャートに登録をして戦術判断に利用しています。

一般的な株価に関する先行指標(参考)

日経平均株価の代表的な先行指標

  • 日経225先物:日経平均の先行指標として、日経平均株価を取引対象とした先物取引の「日経225先物」は大変参考になります。大阪やシカゴの夜間取引の結果を朝にチェックできます。
  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所の株価指数で、取引時間が日本時間の23:30~06:00なので、結果を朝にチェックできます。米国を中心に世界の投資家の心理・動きに関する情報と捉えることができます。
  • 外国為替相場:主に「米ドル/円」相場ですが、ニューヨークの取引時間は日本時間で22:00~07:00です。

景気動向の先行指数

  • 内閣府が公表する景気動向の先行指数に、新規求人数・新設住宅着工床面積・実質機械受注などのデータがあります。中長期での投資には参考になるでしょうが、短期での利用は難しいでしょう。

いずれも、市場全体を俯瞰する情報としての価値はありますが、我々がほしいのは、個別銘柄での先行指標なのです。